食生活
ヤツの食事は乱れていた。
まず毎日ケーキを食べに行く。
ミ○ドでドーナツ5個以上食べる。
食べ放題で食べきれないほどの量、とにかくいっぱいお皿に盛り、テーブルに並べてから食べる。
金が無いといいながら、安いケーキではなく地元どそこそこ有名な高いところ、ケーキセットで800円はするところに通っていた。
私はバカなことに、コーヒーや紅茶を送ったことがある。少しでも出費が減るように。ヤツは喜んでいた、おかげで家でお茶ができると。
私は毎日そんな食生活をしていることを悟りによるものかと思っていた。石油も飲めるほどだと言っていたからだ。
私が引っ越してからは金がないからと、ガ○トにマ○ク。引っ越す前からずっとこういう食事だったらしいことがわかった。
私が料理すると言いながら作らないから外出するはめになるのだと叱られた。
ヤツの家はボロボロでキッチンは機能していなかった。
ゴキブリはもちろん出る。床もひどいもので、シンクなんかはいつから置いてあるのかわからない食器がそのままだった。
洗顔などもここでしてるらしい…。
米を炊こうとしたのと、近所の人からもらった野菜が置いてあり自炊しようとしてある形跡はあった。結局野菜は腐らせていた。
不衛生極まりないのだが、最初は流石に家にいれようとはしなかった。
トイレも使わせてもらえないため、コンビニへいっていた。一緒にやっていた仕事は離れを借りていた。
ヤツの誘導によりヤツの家から近いアパートを借りていたため、最初私はそこに住んでいたのだが、ヤツのご飯を用意しなければならなかった。
私に家から送られてきたものも、平気で食べる。何か違和感を感じた。
料理の仕方にもケチをつけてきた。
少し切り方が悪かったりすれば、こんなもん食わせんのか!!!と怒りハシでつまんだ野菜を床に放り投げる
ごはんのかたいところがあれば、怒る
切り方に文句はいうが、ヤツは何もしない
買い物すら私がいって、ヤツのお腹に合わせてご飯を作らなければならない
買い物ができていないと怒られる
文句をいわれすぎて腹が立つと、怒りの感情で作ったご飯はいらない、と言われる。
作ったときに限って、ご飯食べに行こうと言われることも度々あった。
外食は、当初渡されたお金で、経費として出していると、そこからお金出すのか、と叱られた。
そのためのお金だと思っていたのだ。
長いメールがきて、食費は別々にしましょう、とあった。しかし計算したあとヤツからお金はもらっていない。
別々にしようと言われたからそうしました、といえばよかったのに反論できなかった。
それからは自分が全て負担するようになった。
ヤツは高級スイーツを毎日食べぶくぶく太っていた。つきあわされてお腹を壊したことがあった。こんな食生活をしてるヤツが自然のものを商売にしていた。しかも、神のもの、として。
ここから抜け出せなかったのは師匠と弟子、という立場だったのもある。
私は「弟子」として、これが「修行」なのだと思いこんでしまった。 反論もしてはいけない、と思ってしまった。
ご飯は最後までヤツが作ることはなかった。
一度くらいだろうか。
弟子というものが一体何なのかわからなかった。周りのお世話をすることが弟子…
ヤツにお前は弟子だ、と言われてなってしまった弟子。全ては仕事のためだった…。しかしその仕事もうまくいったかといえばそうでもなかった。
ご飯の盛り方なども言われたな。
お前はケチだ、と。
茶をぶっかけられたこともある。これは「私」がやっていることだ、と言われた。
黙るしかなかった。
全部反論できたことだ。反論できず言いなりになってしまった。これでは奴隷と変わらない。
それでも我慢してしまった、本当に馬鹿だった。
楽しいこともあったんだ、それが余計憎みきれない原因にもなっている。
ここはまだただの吐き出しになっているだけのブログだ。ヤツと対峙するにはまだまだだ…。